オリックス不動産投資法人(OJR)は27日、不動産投資信託(JREIT)のための不動産投資物件として、「越谷ロジスティックセンター」(埼玉県越谷市)と「(仮称)新宿5丁目ビル」(東京都新宿区)の不動産信託受益権を取得することを決定したと発表。
「越谷ロジスティックセンター」は、2006年1月竣工の鉄骨鉄筋コンクリート・鉄骨造亜鉛メッキ鋼板ぶき4階建ての倉庫。総賃貸可能面積は19,200.00平方メートルで、テナント数は1。2006年3月27日時点の稼働率は100%となっている。
東京外環自動車道および国道4号線による交通利便性や、物流管理運営上、良好な環境にあること、さらに新築物件で高水準の基本スペックを備えていることなどの評価が取得決定につながった。
取得先はオリックス(株)(東京都港区、代表者:宮内義彦氏)で、取得価格は40億円。売買契約は3月27日に締結、物件引渡しは4月28日の予定。
「(仮称)新宿5丁目ビル」は、2006年11月竣工予定の鉄骨造地下2階地上10階建てのオフィス・商業複合ビル。JR「新宿」駅より徒歩圏であり、08年3月に開業する東京地下鉄13号線「新宿3丁目」駅と直結する予定となっている。また、同物件所在エリアには築年数が古い物件が多い中、基準階面積100坪未満ながら、個別空調、OA床、24時間警備などハイスペック。さらに貸室内はほぼ整形、無柱となっており、使い勝手の良さも高評価のポイントとなった。
取得先はオリックス・リアルエステート(株)(東京都港区、代表者:西名弘明氏)で、取得価格は45億円。売買契約は3月27日に締結、物件引渡しは4月28日の予定。