(株)不動産経済研究所は12日、首都圏・近畿圏における2006年3月度の「マンション市場動向」を発表した。
首都圏における新規発売戸数は7,596戸(前年同月比13.4%増、前月比27.0%増)となった。1戸当たりの平均価格は4,209万円(前年同月比7.6%増)、1平方メートル当たり単価は55.4万円(同6.5%アップ)。
契約率は83.6%(前年同月比1.4ポイントアップ、前月比2.5ポイントアップ)。3月末現在の翌月繰越販売在庫数は5,571戸(前月比▲211戸)となった。
即日完売物件は、「プラウド高輪」(港区、11戸、平均1億3,936万円、平均3.6倍、最高6倍)や、「芝浦アイランドケープタワー1期」(品川区、115戸、平均5,070万円、平均1.06倍、最高20倍)など全38物件、3,040戸で、20階以上の超高層物件は、22物件、2,245戸、契約率は94.2%であった。
近畿圏における新規発売戸数は2,951戸(前年同月比5.3%増、前月比6.0%増)で、契約率は70.9%(同▲6.0ポイント、同▲1.1ポイント)。1戸当たり平均価格は3,338万円で前年同月比4.9%アップ、1平方メートル当たり単価は44.4万円で同7.5%のアップとなった。3月末現在の継続販売在庫数は3,980戸(前月比142戸増)。
即日完売物件は、「タイムズ・ピース・スクエア1期1次」(大阪市、183戸、平均3,450万円、平均4.9倍、最高25倍)や、「プラウド江坂1期」(吹田市、160戸、平均3,961万円、平均2.2倍、最高5倍)等、全17物件、705戸であった。