不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/5/19

経常益70%増も、構造計算書偽造事件関連で純損失6億超/シノケン06年3月期決算

 (株)シノケンは19日、「2006年3月期(2005年4月1日~2006年3月31日)連結決算」を発表した。

 連結売上高は185億6,300万円(同48.5%増)、営業利益13億2,000万円(同77.2%増)、経常利益10億1,700万円(同70.1%増)、純利益▲6億3,200万円となった。

 セグメント別では、賃貸住宅販売事業で、(株)東京スター銀行と業務提携を行ない開始したアパートオーナー向けノンリコースローンの認知が購入希望者に広がったことで、顧客層が拡大。また、高層賃貸住宅において、ファンドへの販路を拡大と開発用地の確保を積極的に行なった結果、大幅な受注増を達成した。
 賃貸管理事業では、賃貸住宅販売の好調を受けて、新規管理物件が増加、当期年度末時点で7,502戸となった。
 また、ファイナンス事業では、賃貸住宅販売事業における新規顧客数の増加により、営業貸付金残高が16億8,900万円、売上高が1億1,600万円、営業利益4,600万円となった。
 結果、当期経常利益は前期比70.1%増となったものの、構造計算書偽造問題に関連した特別損失22億9,000万円を計上したため、純損失6億3,200万円となった。

 2007年3月期連結売上高は215億円、経常利益11億円、純利益6億9,000万円となる見込み。

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