エス・バイ・エル(株)は19日、2006年3月期決算を発表した。
連結売上高は825億2,700万円(前期比▲5.7%)、営業損失5,800万円、経常損失15億7,700万円、当期純損失329億9,500万円となった。
単独売上高は670億円を計画、674億1,300万円(前期比▲7.3%)に損益面においては、営業損失が11億8,200万円、経常損失は19億3,600万円となった。ノンコア事業資産売却と、来期以降の収益基盤強化を念頭にいれ、減損損失154億5,800万円、リゾート事業整理損92億7,400万円、分譲用土地評価損29億8,200万円、関係会社株式評価損9億3,200万円などを計上した結果、当期純損失は331億700万円となった。
セグメント別に見ると、主力である住宅事業は、売上高769億6,500万円(前期比▲5.8%)となり、営業費削減に努めたものの、営業利益は11億8,800万円(同▲50.6%)にとどまった。
リゾート事業では、売上高18億200万円(同13.2%増)を計上。減損処理に伴う減価償却負担減により、営業利益1億5,600万円と、5億円を超える損失であった前期から改善をみせた。
不動産賃貸事業の売上高は16億500万円(同▲4.8%)、減損処理に伴う減価償却負担減により営業利益は7億5,300万円(同17.3%増)であった。
なお07年3月期については、連結売上高830億円、経常利益3億円、当期純利益1億円を見込むとしている。
また同日、05年5月27日に発表した「新中期計画-INNOVATION55-」の目標値の変更を発表した。
変更後の目標値は、07年3月期連結売上高830億円(変更前865億円)、経常利益3億円(同4億円)、当期純利益1億円(同3億円)。08年3月期連結売上高850億円(変更前880億円)、経常利益8億円(同12億円)、当期純利益4億円(同11億円)となっている。