不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/6/9

六本木ヒルズ好調、表参道ヒルズ開業などで減収をカバー/森ビル2006年3月期決算

 森ビル(株)は8日、2006年3月期決算(05年4月1日~06年3月31日)を発表した。

 当期連結業績の営業収益は1,527億6,300万円(前期比▲1.7%)、営業利益は376億5,400万円(同11.0%増)、経常利益は229億6,000万円(同24.7%増)、純利益は111億100万円(同97.3%増)であった。

 今期業績は、営業収益が減少したものの、「賃貸事業収益」の増加などにより営業利益は前期比37億円の増加となった。また、当期純利益は減損会計の早期適用による特別損失計上を行なった前期に比べ、97.3%増の111億円の大幅増加となった。

 なお、賃貸管理事業収益は六本木ヒルズ(東京都港区)、アークヒルズ(東京都港区)などへの強い需要や、商業施設である六本木ヒルズの総売上が前期を上回り増収となったこと、表参道ヒルズ(東京都渋谷区)の新規稼働、また前期竣工となったオランダヒルズ(東京都港区)の通期稼働などにより、前期比62億円増の1,005億円となった。
 また、ホテル事業収益は「グランドハイアット東京」(東京都港区)が平均稼働率92.6%、平均客室単価3万9,305円と開業以来の高稼働を維持したことから、前期比6億円増の150億円を計上した。

 次期は、表参道ヒルズの通期稼働、森ヒルズリート投資法人への物件売却見込みなどから連結営業収益では1,690億円、経常利益280億円、純利益140億円と増収増益を見込んでいる。

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