不動産ニュース / 調査・統計データ

2006/8/16

7月の中古M価格、都の流通量が減り首都圏で3ヵ月ぶりに下落/東京カンテイ

 (株)東京カンテイは16日、2006年7月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。

 同調査のデータは、同社に登録された中古マンション(ファミリータイプのみ)の売り希望価格を各行政区単位ごとに集計・算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプ価格に即するよう70平方メートル換算したもの。

 これによると、7月の首都圏全体の中古マンション価格は2,452万円(前年同月比0.5%上昇、前月比▲4.9%)となり、3ヵ月ぶりに2,500万円を割り込んだ。これは、神奈川県、埼玉県、千葉県の流通量が増加した一方、東京都の流通量が減少したことによるもの。都県別にみると、いずれも前月比下落(前年同月比では上昇)しているが、下落幅は1%未満と極めて小さく、都県別の動きはおおむね横ばいとなっている。

 また、近畿圏全体は1,686万円(前年同月比5.0%上昇、前月比2.2%上昇)となり、5月以降3ヵ月連続で前月比上昇している。府県別では、大阪府1,790万円(同7.9%上昇、同3.0%上昇)、兵庫県1,614万円(同2.6%増、同1.7%増)と、安定した上昇傾向となっている。
 中部圏は1,371万円(同3.0%上昇、同1.0%上昇)となり、4ヵ月ぶりに下落した前月から再び上昇に転じた。愛知県も同様に、1,406万円(同4.8%上昇、同1.8%上昇)と再び上昇している。

 主要都市別では、首都圏は、東京23区(3,514万円、前年同月比4.2%上昇、前月比2.1%上昇)と横浜市(2,322万円、同2.7%上昇、同0.3%上昇)で上昇。一方、千葉市1,587万円(同▲2.5%、同▲2.2%)、さいたま市1,976万円(同5.9%上昇、同▲1.3%)が前月比下落した。首都圏全体では4.9%下落したが、東京23区の価格は依然強含んでいる。

 近畿圏では、大阪市で1,988万円(同6.4%上昇、同0.8%上昇)と、2,000万円台に迫る勢い。また、神戸市でも1,623万円(同▲0.6%、同4.1%上昇)と前月比で上昇している。
 中部圏では、名古屋市の価格が1,597万円(同8.0%上昇、同4.4%上昇)となり、1,600万円目前まで上昇した。

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