康和地所(株)は8月25日、中国・上海に100%出資会社の現地法人「康申房産経紀(上海)有限公司」(上海市浦東区、代表:久保郁八氏、資本金:14万米ドル)を2006年5月に設立、その開業式を8月3日、上海市の花園飯店で開催したと発表した。
開業式には、在上海日本国総領事館の隈丸優次総領事をはじめ日中の政財界の要人が多数参列。来場者への挨拶で、同社の夏目康広社長は「創業以来、日本国内での事業と同様に中国においてもマンションディベロッパー事業を始めたいという強い思いを持ち続けてきた。今回その第一歩として、上海に康申房産経紀(上海)有限公司を設立する運びとなり、大変うれしい。“真にお客様のために”という康和地所の精神を受け継ぎ、“オフィス、住居の賃貸の仲介”を中心に、幅広く不動産関連事業を行なう予定だ」と、中国での事業に対する意気込みを語った。
同現地法人の事業内容は、不動産仲介(日本企業・駐在員・留学生等への不動産仲介)、不動産投資コンサルティング、不動産再生、不動産アセットマネジメント、介護コンサルティング、外断熱コンサルティング、建材輸出コンサルティング。
上海の日本企業のオフィスや住宅の仲介を主な業務とし、日本人スタッフ(3名)と現地スタッフ(5名-全員日本語可)の合計8名により、きめ細かいサービスとアフターフォローで上海における既存の仲介業者との差別化を図り、業容を拡大していく方針。初年度の目標として、企業向けオフィスの取り扱いを25件5,000平方メートル、住宅の取り扱いを75件7,000平方メートル、合計100件程度の受注を想定している。