平和不動産(株)は11日、オフィスコンバージョンの2号物件として「(仮称)コレクティブハウス巣鴨」(東京都豊島区)プロジェクトを事業化することを発表した。
同プロジェクトは、1993年に同社が分譲したマンション「フロール巣鴨」(14階建て)の2階部分で、それまで豊島区の児童館として使われていた事務所を、賃貸住宅へと用途変更するもの。
コンバージョンによるコレクティブハウスとしては、日本初の事業となる。
プライベートの住戸は、通常どおり確保しながら、広い共用スペースにキッチンやランドリー機能を配置。居住者が自主的に管理運営することで、家事の効率化をはかるとともに、共同の食事を作るなどコミュニティーのある暮らしを生む集合住宅として事業化することとなった。
建物は、JR・都営地下鉄三田線「巣鴨」駅、都営地下鉄三田線「西巣鴨」駅から徒歩圏。コンバージョン面積は507.52平方メートルで、専有面積25.60平方メートル~78.21平方メートルの住戸(11戸)とコモンスペースに用途変更する。住戸タイプは1R~4DK、完成は2007年1月の予定。