不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/10/23

介護事業、グループホーム年間20棟をめざす/三光ソフラン06年8月期決算

同社代表取締役・高橋誠一氏
同社代表取締役・高橋誠一氏

 三光ソフラン(株)は20日、「2006年8月期決算説明会」を開催した。

 当期(2005年9月1日~06年8月31日)連結業績の売上高は171億7,700万円(前年同期比24.5%増)、営業利益11億1,600万円(同18.5%増)、経常利益18億9,800万円(同74.9%増)、純利益11億7,400万円(同96.1%増)となった。

 建設事業は、介護施設の受注が大きく貢献した結果、売上高48億3,400万円、営業利益5億800万円となった。
 不動産販売事業は、分譲住宅の販売、引渡しが順調に進み、売上高68億5,500万円となったが、土地仕入れ価格の上昇の結果、営業利益は5億9,200万円となった。
 介護事業については、新しくグループホーム7棟が増加、売上高は52億6,300万円、営業利益は2億3,300万円。
 賃貸管理事業においては、7月1日にアパマンショップネットワークのFC企業である(株)アップルを完全子会社化。アップルは、埼玉県南部と東京東北エリアを中心に、現在20店舗を展開。当期には、アップルとその子会社1社の業績2ヵ月分反映され、売上高10億6,600万円、営業利益2億9,100万円となった。

 今後の事業戦略について、建設不動産事業は、資産コンサル会員の増加、不動産仕入れの強化を行ない、介護事業は、M&A案件の取り組みを強化するとしている。賃貸事業では、首都圏エリアへの事業拡大を図り、2008年には30店舗をめざす。
 また、新事業として、不足するヘルパーの募集等を行なう、人材派遣事業も展開する予定。

 同社代表取締役・高橋誠一氏は説明会で、「グループホームは、1、2棟の運営を行なうところは、経営が厳しくなっていく。棟数の多いところが生き残っていく。今後は、年間の新規開発として、グループホーム20棟、介護付き老人ホーム5棟を行なっていく。利益率は、10%を維持できる予定」などと述べた。

 なお、通期連結業績予想は、売上高250億円(当期比45.5%増)、経常利益22億5,000万円(同18.5%増)、純利益13億7,000万円(同17.0%増)を見込んでいる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。