三光ソフラン(株)は20日、「2006年8月期決算説明会」を開催した。
当期(2005年9月1日~06年8月31日)連結業績の売上高は171億7,700万円(前年同期比24.5%増)、営業利益11億1,600万円(同18.5%増)、経常利益18億9,800万円(同74.9%増)、純利益11億7,400万円(同96.1%増)となった。
建設事業は、介護施設の受注が大きく貢献した結果、売上高48億3,400万円、営業利益5億800万円となった。
不動産販売事業は、分譲住宅の販売、引渡しが順調に進み、売上高68億5,500万円となったが、土地仕入れ価格の上昇の結果、営業利益は5億9,200万円となった。
介護事業については、新しくグループホーム7棟が増加、売上高は52億6,300万円、営業利益は2億3,300万円。
賃貸管理事業においては、7月1日にアパマンショップネットワークのFC企業である(株)アップルを完全子会社化。アップルは、埼玉県南部と東京東北エリアを中心に、現在20店舗を展開。当期には、アップルとその子会社1社の業績2ヵ月分反映され、売上高10億6,600万円、営業利益2億9,100万円となった。
今後の事業戦略について、建設不動産事業は、資産コンサル会員の増加、不動産仕入れの強化を行ない、介護事業は、M&A案件の取り組みを強化するとしている。賃貸事業では、首都圏エリアへの事業拡大を図り、2008年には30店舗をめざす。
また、新事業として、不足するヘルパーの募集等を行なう、人材派遣事業も展開する予定。
同社代表取締役・高橋誠一氏は説明会で、「グループホームは、1、2棟の運営を行なうところは、経営が厳しくなっていく。棟数の多いところが生き残っていく。今後は、年間の新規開発として、グループホーム20棟、介護付き老人ホーム5棟を行なっていく。利益率は、10%を維持できる予定」などと述べた。
なお、通期連結業績予想は、売上高250億円(当期比45.5%増)、経常利益22億5,000万円(同18.5%増)、純利益13億7,000万円(同17.0%増)を見込んでいる。