三菱地所(株)と(株)シティコンサルタンツが進めてきた「広町住宅」(東京都中野区)の建替事業が、24日、東京都から建替組合設立の認可を取得した。
同マンションは、東京都住宅供給公社が1963年に分譲した、5階建て総戸数40戸のマンション。管理組合が、シティコンサルタンツと建て替えの検討を進める中、三菱地所が2005年10月より事業協力者として参画。今年8月に、管理組合による建替決議がなされていた。
建て替えにあたっては、区分所有者が設立する組合を事業主体に、三菱地所が余剰容積を活用して生み出される住戸を取得・販売。建替組合は、住戸売却による資金を建設費に充当し、居住者が原則追加出資することなく、従前と同規模の住戸へ住み替えることを可能とした。
07年2月を目処に東京都より権利変換計画の認可を取得し、7月の工事着工をめざす。