積水化学工業(株)は、14日、同社の60周年記念商品として発売する「グランツーユーFiora(フィオラ)」の発売にあたりプレス発表会を行なった。Fioraとはイタリア語で「花」、「花が咲く」を意味するFioreからの造語。
同商品は、同社で開発する2×6工法による「グランツーユー」の住み心地の良さに加え、自然・四季を感じる屋外とつながる2つの空間と外観デザインを考慮してつくられたもの。
弓の形のラウンド形状を持った開口ユニット「ボウウィンドウ」は優れた採光や眺望が得られ屋外との一体感を生み出す。また、英国風の温室である「コンサバトリー」を日本の気候と建築基準に適合するように開発。ティータイムや読書の場として使用することができる。
これらの提案は全国約10万人の主婦をインターネットで組織化、生の声を企業に提供する(株)ハー・ストーリィ(広島市西区、代表取締役・日野佳恵子氏)との協業によるもので、住宅検討時にリーダーシップを持つ主婦のこだわりが多数に取り入れられている。
また、女性層に向け優しく柔らかな曲線を取り入れた外観を実現しており、玄関にはアーチ型玄関ポーチを採用。外装色には温かみのあるウォームグレー色、1階のタイルにはレンガ調のナッツショットなどを採用している。
同社専務取締役の東郷逸郎氏(住宅カンパニープレジデント)は「グランツーユーはご購入いただいた方からの評判が大変良かった。今回は女性の視点を加えることでさらに戸数を伸ばしていきたい」と語った。
価格は3.3立方メートルあたり60万円から。年間600棟の販売をめざしている。