三井不動産(株)は14日、同社が運営するアウトレットパーク「ラ・フェット 多摩南大沢」(東京都八王子市)で会見を開き、同施設の増床計画ほか2007年度の運営計画について明らかにした。
増床を伴ったリニューアルは、2000年9月の開業以来初。パーク隣接の駐車スペースの南側約2万平方メートルに、地上2階建て・店舗面積約4,500平方メートルの建物を建築し、既存施設とドッキング。北側に残した駐車場を立体化し、駐車台数を確保(700台)する。増床により、店舗面積は、約2万平方メートルに拡大。新たに35店舗を誘致し、店舗数も110店舗へと増加する。総工費は約15億円。3月中に着工し、年内のリニューアルオープンをめざす。
今回のリニューアルについて、三井不動産商業施設運営事業部・運営推進グループグループ長の下町一朗氏は「新たに誘致するテナントは、スーパーブランドのようなものではなく、基本的には今までの延長線にある、多摩ニュータウンを中心にした狭中域エリアのユーザーの支持を得られるようなファッションブランドや生活雑貨関連などを考えている。当パークでは、期間限定でテナントを誘致することも多く、こうしたテナントの中から本格的に出店したいという声もいただいている。地元の商業施設や住民の皆さんとの連携を深め、この地域を盛り上げていきたい」などと語った。
同パークは今年度、地元の地域活性化組織「元気な街南大沢協力の会」と連携し、季節ごとにさまざまなイベントを展開。集客と地域活性化につなげていく。また、3月5日から4月8日にかけ、電車での来場者に対し、エコ関連のプレゼントやパーク内で買い上げた商品の自宅配送費一部負担などを行なうエコキャンペーン「電車でOUTLet'sgo!」を実施する予定。