

三井不動産レジデンシャル(株)は14日、「パークコート虎ノ門 愛宕タワー」(東京都港区)のモデルルームを、17日の一般公開を前に、報道関係者向けに公開した。
同物件は、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩4分、超都心部有数の緑を誇る「愛宕山」に隣接する、地上30階建て・総戸数231戸のタワーマンション。
建設地は神社跡地で、風致地区である愛宕山の緑を借景としながら、日本の伝統文化を意識した「ジャパン・プレミアム」をテーマにした商品作りを行なっている。2階ロビーラウンジには、石匠・和泉正敏氏による石積みアートを設置した庭園を設けたほか、テキスタイルデザイナーの須藤玲子氏の作品を、ラウンジなど館内の要所に配している。ICチップ内蔵のキーと、エントランスから住戸まで最大5回のセキュリティーチェックなど防犯を強化。また、コンシェルジュサービスや住戸内でさまざまなサービスを行なう「レジデンスアテンダント」を初採用するなど、立地にふさわしいセキュリティー・ソフトサービスを実施する。
今回公開したモデルルームは、29・30階に4戸設けられた2層吹き抜け、専有面積191平方メートルの2LDKメゾネットと、低層部(3~16階)に設けられる専有面積79平方メートルの1LDK。同物件のペントハウスとなるメゾネット住戸は、高さ6メートル超、梁の出ない吹き抜けを持つリビングが圧巻。折上げ天井に錫箔が施されたエントランス、天然ウォルナットのフローリング、ジャグジー付きビューバス、ウレタン鏡面塗装の施されたデザインウォールなど、贅を尽くした内容。価格は5億2,000万円ですでに売却済み。
一方の1LDKは、02年から実施している「三井住空間デザインコンペ」の最優秀賞を受賞した太田理加氏(太田理加設計室)のプラン。28階住戸に実際に設けられる住戸で、襖や障子をイメージしたスライディングウォールにより、「空間の続き」を演出している。
すでに会員向け住戸129戸の販売を完了。4月下旬から、残り99戸を順次販売する。専有面積は42~192平方メートル。価格は、5,740万円~5億3,000万円。最多価格帯は、6,000万円台と1億円台。平均坪単価は、527万円。