稲毛台住宅マンション建替組合(理事長:石濱俊子氏)は15日、千葉市稲毛区稲毛台町1番において進めてきた「稲毛台住宅マンション建替事業」が、再建マンション新築工事に着工すると発表した。
稲毛台住宅は、日本住宅公団(現・都市再生機構)により全国で初めて分譲された集合住宅(1955年分譲)で、築52年、総戸数240戸・10棟の大型団地。
稲毛台住宅マンション建て替え事業は、「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づいて進められてきたもので、千葉県では第1号となる。建物の老朽化が激しく、将来に不安を持った住人有志が建て替えを検討するために04年3月に管理組合と建て替え委員会を設立した。
同プロジェクトには、建て替え事業の専門家としてコンサルタント会社の(株)新都市開発機構、また事業パートナーとして参加組合員である伊藤忠都市開発(株)、相鉄不動産(株)、施工会社の(株)フジタ、設計事務所である(株)梓設計の計5社が参画する。
計画地は、JR総武本線「稲毛」駅より徒歩7分、敷地面積1万5,291平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造4階建て、総戸数249戸、容積対象床面積2万2,068平方メートル、平均専有面積80平方メートルを計画している。