(株)リサ・パートナーズグループは22日、(株)山陰合同銀行(島根県松江市、取締役頭取:若佐博之氏)との間で、事業再生に関する業務協力協定を締結。同協定により、玉造温泉の旅館「湯元玉井館」(島根県松江市)、「玉井別館」(同)の再生支援を行なっていく。
事業再生に係るさまざまな施策を展開する山陰合同銀行と、地域特化型再生ファンドや官民一体型再生ファンドなどの事業再生ノウハウを持つリサパートナーズが提携することで、対象企業の再生と地域経済の活性化をめざすのが目的。山陰地方で一定の経営基盤を持ちながら、過剰債務や不採算事業の負担で企業活力が低下している企業などを対象に、再生支援を行なう。
具体的には、再生対象企業選定における相互協力、再生対象企業の業務改善策・リストラ戦略などの再生シナリオ立案、再生対象企業の再生進捗状況の情報共有などに関し業務協力を行なっていく。
再生支援第1号となる「湯元玉井館」は明治末期開業、「玉井別館」は1962年開業の老舗旅館。両旅館の事業を承継する新会社に対して、取締役の派遣などの経営支援を実施する。