(社)日本ツーバイフォー建築協会は26日、「ツーバイフォー耐火建築物」が、3月20日現在で504棟と500棟を超えたと発表した。戸数ベースでは、約1,400戸となる。
「ツーバイフォー耐火建築物」は、2004年、2×4建物を構成する全ての部位が耐火構造認定を取得したことにより、同年7月から開始した技術基準講習会の受講を条件に、当該認定書の発行を開始したもの。
建設場所は、東京都385棟、神奈川県65棟でほぼ大半を占め、全体で20都道府県にわたった。地域区分では、防火地域への建設が419棟、準防火地域が70棟となった。用途別では、「専用住宅」が323棟、「共同住宅」が127棟だったほか、「社会福祉施設」も5棟あった。また、階数別では「3階」が393棟、「2階」92棟となった。
同協会は、「耐火構造の認定取得により期待された住宅以外へのツーバイフォー建築物の普及拡大については、当協会の大半の会員が住宅供給事業者であることから、目立って実績を拡大するには至っていないが、大規模社会福祉施設の建設など、徐々に拡大することを期待している」としている。