不動産ニュース / IT・情報サービス

2007/4/13

首都圏中古マンションの「新築換算坪単価」を算出・提供へ/アトラクターズ・ラボ

 不動産マーケティングを手がけるアトラクターズ・ラボ(株)は、2000年以降に首都圏で分譲された5,000棟の中古マンションの「新築換算坪単価」を算出、提供する新サービスを5月よりスタートする。

 地価が高騰する中、少ない新築事例を個別に時点補正するだけでは、用地仕入・販売双方での価格設定が困難な状況にある。そこで、住戸単位で数多く存在し、市況を敏感に反映する中古マンションの売買事例を用い、「その中古マンションが現在新築で分譲されたとしたら、いくらになるか?」を査定、多くの擬似新築事例を用いて実勢の把握を可能としたもの。首都圏で年間1,000棟程度の新築事例に対し、擬似新築事例を加えるとその5倍の事例が追加されることになるという。

 同社によると、この「新築換算価格」が最も高かったのは、「パークマンション千鳥ヶ淵」(東京都千代田区)で坪単価1,227万円(約100平方メートルで約3億7,000万円)と算出された。次いで「ザ・ハウス南麻布」(東京都港区)が846万円、「元麻布ヒルズフォレストタワー」(東京都港区)が767万円。「パークマンション千鳥ヶ淵」は、分譲時から4年で約5割価格が上昇したことになる。

 同社では、同サービスを会員制のインターネットサービスにて提供。駅を複数指定すると、その駅を最寄駅とする物件の一覧やプロット地図を作成、社内資料への添付などが容易に行なえるようになっている。
 料金は、月額利用料金が12万6,000円、スポットレポート単価は10万5,000円から。すでに複数社と契約済みで、初年度50社の利用をめざすとしている。

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