不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/5/11

ビル事業利益1,000億円超/三菱地所07年3月期決算

 三菱地所(株)は10日、2007年3月期決算を発表した。

 当期(2006年4月1日~07年3月31日)の連結売上高は9,476億4,100万円(前年同期比12.3%増)、営業利益1,661億6,500万円(同20.7%増)、経常利益1,516億7,400万円(同25.1%増)、当期純利益976億6,200万円(同74.9%増)となった。

 主力のビル事業では、「新丸ビル」など新規ビルおよび既存ビルともに貸付が進み、空室率は06年3月末の3.59%から1.68%へと改善。しかしその一方で丸の内地区再開発に伴い三菱商事ビル等が閉館になったこともあり、建物賃貸収益はほぼ横ばいとなった。「東京ビル」の通期稼働が寄与したほか、「山王グランドビル」などの持ち分一部売却も売上高を押し上げ、営業収益3,539億5,600万円(同13.4%増)、営業利益1,002億1,400万円(同11.9%増)となった。
 住宅事業では、首都圏を中心とするマンション売上計上戸数が3,445戸(同20.0%増)と増加したことなどにより営業収益2,315億1400万円(同13.3%増)、営業利益239億7900万円(同35.1%増)となった。

 次期については、「新丸の内ビルディング」の稼働や、現在丸の内を中心に既存ビルの賃料アップの交渉をしていることなどから、連結売上高7,930億円、営業利益1,675億円、経常利益1,560億円、当期純利益845億円を見込んでいる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。