(財)東日本不動産流通機構は19日、2007年7月~9月の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
当期の首都圏中古マンション成約件数は6,584件(前年同期比▲6.0%)となり、2期連続で前年同期を下回った。都県・地域別にみると、東京都区部が2,275件(同▲3.7%)、多摩640件(同▲17.9%)、埼玉県889件(同▲8.4%)、千葉県1,007件(同5.2%増)、神奈川県 1,773件(同▲8.4%)と、千葉を除く全エリアで前年を下回った。新規登録件数は、3万5,688件(同27.2%増)で、前年同期を大幅に上回り、過去最高を更新した。
成約単価は、1平方メートル平均で39万4,600円(同13.1%上昇)で、16期連続で前年同期を上回り、3期連続で2ケタ上昇となった。都県別では、東京都53万7,700円(同18.1%上昇)、埼玉県25万100円(同4.7%上昇)、千葉県23万9,000円(同5.9%上昇)、神奈川県35万2,300円(同12.1%上昇)。
成約物件価格は、2,516万円(前年同期比11.9%上昇)で、17期連続のプラス。成約物件の平均専有面積は、63.75平方メートル(同▲1.1%)と縮小傾向となっている。なお、成約物件の平均築年数は16.86年、新規登録物件は17.57件で、ともに築浅物件にシフトしている。