三菱地所(株)は8日、同社が企画・開発した「新丸の内ビル(新丸ビル建替事業)」が、2007年度(社)日本不動産学会第14回業績賞を受賞したと発表した。
「日本不動産学会業績賞」は、新機軸を打ち出した不動産事業やそれにかかわる制度の創設など、幅広い対象の中から優秀な業績に対し表彰がなされるもの。
新丸ビルは、快適かつ高規格なオフィス機能に加え、153店舗からなる商業施設、ラウンジ・会議室等を集約したビジネスサポート施設や、新事業創造拠点「日本創生ビレッジ」、丸の内地区全体を踏まえた環境対策・事業を実施する「エコッツェリア」など、多様な交流施設や活性化機能を導入している。そうした点に加え、周辺街路における交通負荷の軽減を図るため、ビルの建て替えにあわせて実施した、地下歩行者ネットワークの拡充、東京駅前の地下空間における回遊性の向上、地下駐車場のネットワーク化なども評価され、受賞に至った。