不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/12/17

三菱地所、藤和不動産を子会社化

 三菱地所は14日、04年12月に資本提携契約を締結した藤和不動産(株)との関係について、さらに両社の関係を強いものとすべく、藤和不動産(株)を子会社化したうえで、よりいっそうの業務提携を図ることを明らかにした。

 三菱地所は、これまで藤和不動産の発行済み普通株式33.40%を保有していたが、今回藤和不動産が第三者割当増資により4,273万5,000株の普通株式を発行、その全株式を三菱地所が引き受ける。これにより、同社は藤和不動産の発行済普通株式の51.88%を保有することになる。第三者割当増資により藤和不動産が調達する資金は99億9,999万円で、資本金に49億9,999万5,000円、資本準備金に49億9,999万5,000円を繰り入れる予定。
 藤和不動産は、会計上2008年3月期末をもって三菱地所の連結子会社となる。

 また今後は、両社グループが分譲住宅業界トップシェアを保つことにより両社グループの競争力を図りつつ、広範囲における業務提携を推進、両社グループのさらなる業績向上をめざしていく。
 具体的には三菱地所ブランド「パークハウス」および、藤和不動産ブランド「ベリスタ」の両社マンションブランドを軸とした商品特性と事業エリアの相互補完をすることで、効率的な事業展開を行なっていくとしている。加えて、再開発事業や建て替え事業などの長期プロジェクトにおいて、両社グループ共同での取り組みを積極化していく。さらにリテール仲介事業などのシナジー展開、人材交流の推進なども図っていく予定。

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