不動産ニュース / 開発・分譲

2008/2/1

赤坂五丁目TBS開発計画「akasakasacas(赤坂サカス)」が3月20日グランドオープン/東京放送、三井不動産

オフィス・商業施設棟「赤坂Bizタワー」外観。右に見える三角形の白い建物が「赤坂ACTシアター」の一部、赤坂Bizタワー正面に見えるのが植栽されたサクラ。サクラの開花情報は「赤坂サカス」の公式ホームページで公開される予定
オフィス・商業施設棟「赤坂Bizタワー」外観。右に見える三角形の白い建物が「赤坂ACTシアター」の一部、赤坂Bizタワー正面に見えるのが植栽されたサクラ。サクラの開花情報は「赤坂サカス」の公式ホームページで公開される予定
(株)東京放送赤坂再開発推進室長の橋津信義氏(中央)と、プロジェクトマネジャーである三井不動産(株)ビルディング事業一部事業グループグループ長の森野英継氏(左)。写真右が(株)東京放送赤坂サカス推進部長の來住尚彦氏
(株)東京放送赤坂再開発推進室長の橋津信義氏(中央)と、プロジェクトマネジャーである三井不動産(株)ビルディング事業一部事業グループグループ長の森野英継氏(左)。写真右が(株)東京放送赤坂サカス推進部長の來住尚彦氏
「赤坂サカス」は東京メトロ「赤坂」駅に直結。改札を出たエスカレーター脇には、日本画家・千住 博氏の描いた「四季樹木図」が陶板に転写され、玄関を飾っている
「赤坂サカス」は東京メトロ「赤坂」駅に直結。改札を出たエスカレーター脇には、日本画家・千住 博氏の描いた「四季樹木図」が陶板に転写され、玄関を飾っている

 (株)東京放送と同社からプロジェクトマネジメント業務を受託している三井不動産(株)が開発を進めてきた「赤坂五丁目TBS開発計画」(東京都港区)が31日、竣工した。竣工後は三井不動産が「赤坂Bizタワー」および「Akasaka The Residence」のマスターリース業務と管理業務を行なう。

 「赤坂五丁目TBS開発計画」は、東京メトロ「赤坂」駅に直結し、オフィス・商業施設棟「赤坂Bizタワー」、賃貸住宅棟「Akasaka The Residence」、文化施設棟「赤坂ACTシアター」「赤坂BLITZ」等で構成されている、敷地面積約3万3,000平方メートル、総工費約770億円のプロジェクト。
 既存の「TBS放送センター」と「赤坂五丁目TBS開発計画」を合わせて「akasakasacas(赤坂サカス)」(面積約5万2,800平方メートル)として誕生する。
 
 オフィス・商業施設棟の「赤坂Bizタワー」は地上39地下3階塔屋1階建て、延床面積約18万6,865平方メートル。オフィス基準階は、奥行17m、天井高2,850mm、開口部2,400mmという858坪の無柱空間を実現した。
 エネルギー効率に優れた地域冷暖房システムのほか、照明器具に「自動調光システム」を導入、地球環境に配慮した。
 赤坂Bizタワーには、商業施設として46店舗が入居するほか、オフィスには博報堂DYホールディングス、東京エレクトロン、毎日放送が本社を置く。

 また、「Akasaka The Residence」は、地上21階地下1階塔屋1階建て、総戸数133戸の賃貸住宅棟。シングルやDINKSから永住希望にまで対応できるよう1LDK~4LDKのプランを用意した。
 入居者専用のパブリックスペースとして、フィットネスジムやスカイラウンジを完備。フロントサービスはもちろん、駐車場から車の出し入れをサービススタッフが行なうバレーサービスも提供する。
 賃料は1LDKで30万~40万円、2LDKで50万~70万円、3LDKで80万~90万円を予定している。

 「赤坂ACTシアター」(収容人数1,324人)はミュージカルや演劇、コンサートなどさまざまなジャンルに対応できる劇場として、「赤坂BLITZ」(収容人数1,418人)はスタンディング専用の音楽クラブとして、同エリアのエンターテイメント部分を担う。

 (株)東京放送赤坂再開発推進室長の橋津信義氏は記者会見で「名称の『akasakasacas(赤坂サカス)』には、文化や桜、人の笑顔を咲かすという意味が込められている。8年がかりで完成したこのエリアから、新しい情報を発信していきたい」と挨拶した。

 なお、「赤坂サカス」には、開花時期と種類が異なる約100本のサクラが植栽されており、3月から5月までの間、次々に開花する予定。

 2月1日の「赤坂Bizタワー」「Akasaka The Residence」オープン後、3月20日にグランドオープンする。

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