不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/4/10

流動化事業、マンション事業とも伸長し増収増益/ランド08年2月期決算

 (株)ランドは10日、2008年2月期の決算説明会を開催した。

 当期(07年3月1日~08年2月29日)の連結売上高は521億7,500万円(前年同期比50.6%増)、営業利益は75億4,000万円(同44.8%増)、経常利益は63億600万円(同46.1%増)、当期純利益は29億4,200万円(同35.5%増)。株式の評価損、過去に取得した不動産に係る手数料請求訴訟に関し、現時点で想定される最大限の訴訟損失引当金を特別損失として計上したため、当期純利益は期初予想(32億円)に対しては減額となったが、前年同期比では大幅に増加した。

 部門別では、不動産流動化事業が、一部物件売却予定物件のキャンセルが期末に発生したたものの、次期計上予定物件と入れ替えることで期初予想(293億円)を上回る305億4,500万円(前年同期比64.7%増)を計上した。
 マンション分譲事業は、一部物件について販売計画を見直し、引渡し時期を次期へ変更したことにより、178億8,800万円(同23.7%)と、期初予想(195億円)に対し減額となった。

 同社は当面の基本方針として、さらなる市況下落を前提とした事業展開を実施すると発表。不動産仕入れを「掘り出し物」に限定、高値仕入れ物件は早期に適正価格で処分するとした。これを踏まえ、次期の業績予想を、売上高600億円(前期比15.0%増)、経常利益32億円(同▲49.3%)、当期純利益18億4,000万円(同▲37.5%)としている。

 併せて、5月に沖縄支店(沖縄県那覇市)を開設すると発表した。沖縄の観光客数・観光収入は年々増加傾向にあり、マーケットの将来期待が依然強いことから、支店の開設で沖縄エリアにおける事業基盤の早期確立をめざす、としている。

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