不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/5/16

不動産販売事業が好調で増収増益、過去最高益を更新/日本綜合地所08年3月期決算

 日本綜合地所(株)は15日、2008年3月期決算を発表した。

 当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は1,189億3,300万円(前年同期比42.1%増)、営業利益は137億9,900万円(同57.7%増)、経常利益は105億6,500万円(同50.3%増)、当期純利益は46億4,600万円(同22.6%増)であった。

 当期は物件の採算性を重視した仕入活動や費用対効果を追求した販売活動を行なったことで増収増益を達成。10期連続で、過去最高益を更新した。

 セグメント別に見ると、不動産販売事業においては、多角的なマーケティングによる立地の選別や独自の商品企画に注力したことにより、マンションの引渡戸数は2,487戸(前年同期比61.6%増)と大幅に増加。それに伴い、売上高も921億7,600万円(同63.7%増)と大きく伸長した。戸建住宅の売上高は、23億7,800万円(同▲13.6%)であったが、一部マンション用地および戸建用地の売却を行なったことなどにより、売上高は1,048億5,400万円(同49.3%増)となった。

 不動産賃貸事業においても、オフィスビルの積極的な取得や、不動産賃貸事業を行なう会社3社を新たに連結対象にしたことにより、賃貸物件保有残高が増加。売上高が31億2,300万円(同42.5%増)となった。

 不動産管理事業では、マンション管理受託戸数が07年2月末の1万226戸から08年2月末の1万2,444戸と拡大したことなどにより、売上高は13億4,000万円(同30.7%増)となった。

 なお、次期は、連結売上高1,390億円、営業利益112億円、経常利益70億円、当期純利益34億円を見込んでいる。

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