(株)ダイナシティは26日、2008年3月期決算を発表した。
当期(2007年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は329億600万円(前年同期比▲45.5%)、営業損益7億9,500万円、経常損益24億3,500万円、当期純損失92億4,500万円となった。当期、純損失92億4,500万円を計上し、赤字決算となった。
改正建築基準法の影響による住宅着工件数の落ち込みや、地価および建築資材の高騰による契約率低下などを受け、当期における販売実績が625戸(前年比▲48.0%)と大幅に減少。不動産販売事業の売上高は218億2,200万円(前年比▲36.9%)、ソリューション事業の売上高も85億1,700万円(同▲62.4%)になるなど、大幅な減収となった。
なお、同社は当期大幅な減収減益になったことを受け、抜本的な事業の再構築を検討。具体的には、不動産ソリューション事業からは撤退し、コンパクトマンション事業を強化することで重点的に経営資源を投入するほか、業務提携を積極的に推進し、組織の再構築を図る方針。
次期については、売上高567億円、営業利益16億円、経常利益1億5,000万円、当期純利益2億9,000万円を見込んでいる。