ミサワホーム(株)は16日、7月18日より関東地区の顧客を対象にした、インターネットによる住宅販売「MISAWA WEB DIRECT(ミサワ・ウェブ・ダイレクト)」を開始すると発表した。
家づくりへのアプローチは、これまで主流とされてきた住宅展示場や住宅雑誌に加え、ネットの比重が大きくなっていることから、同社では、「工業化住宅」ならではのメリットを最大限に生かせる手法として、ネットを利用した販売を開始する。
対象商品は、平屋タイプの企画住宅「SMART STYLE A」。顧客は専用サイトにて、間取りを変更したり、外観やパッケージ化された仕様・設備を選択することで、価格を知ることができる。
また、住宅を検討する初期段階に営業担当に会うことを煩わしいと感じている顧客や、遠距離などの理由で展示場へ足を運べない人など、既存の住宅販売の形態ではアプローチが難しかった顧客にも、この販売手法を通じて潜在的な需要を掘り起こしていく考え。
顧客の問い合わせには、「ウェブ・サポートデスク」が対応し、従来のように営業マンを介さずとも資金計画や商品について相談が可能。
建物の内容がある程度確定し、顧客が面談を希望する場合や、正式見積もりを依頼される時点でエリア担当者に引き継がれる。これにより、従来の探客・営業訪問・打ち合わせ時間が減り、販売経費も削減できる。
対象エリアは、ミサワホーム東京(東京都、神奈川県)、ミサワホーム東関東(千葉県、茨城県)、ミサワホーム西関東(埼玉県、群馬県)の販売エリア。
7月から約半年間の期間限定で試行、反響を精査し、他の商品、地域での販売も視野に入れ体制を拡充していく。