不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/7/17

経営基盤を再構築、中期経営計画「ゼクスリバイバルプラン2011」発表/ゼクス

 (株)ゼクスは16日、2008年5月期決算説明会を開催した。

 当期(2007年6月1日~08年5月31日)の連結売上高は842億6,400万円(前年同期比43.0%増)、営業利益は45億2,400万円(同▲28.1%)、経常利益は16億円(同▲57.4%)、当期純利益は▲54億8,000万円で増収減益となった。

 セグメント別では、不動産コンサルティング事業が沖縄のホテルの土地建物売却の特別利益計上、関西商業施設売却の期ずれなどから、売上高680億4,200万円(同46.2%増)、営業利益108億9,400万円(同3.0%増)にとどまった。
 シニアハウジング&サービス事業は、積極的な施設展開を行なったものの、入居率が低い施設の割合が高まったことから、売上高106億6,100万円(同85.1%増)、営業損失17億8,800万円となった。

 09年5月期の業績予想は、連結売上高376億円、営業利益22億円、経常利益2億5,000万円、当期純利益5,000万円を見込んでいる。

 なお同社では、09年5月期を初年度とした3ヵ年の中期経営計画「ゼクスリバイバルプラン2011」を策定。
 主力の不動産コンサルティング事業は、リスク管理と資金効率を重視した運営を行ない、販管費を抑制し、利益率の向上をめざしていく。
 一方、シニアハウジング&サービス事業は、入居率の改善を図り、運営経費を抑制することにより、早期に営業赤字を解消していく。

 会見で代表取締役社長の平山啓行氏は「当期は上場以来、初の赤字を計上した。保有不動産の売却や事業の見直し等の資産圧縮を積極的に進め、有利子負債を削減していく。今後は、経営基盤の再構築をもとにした利益の積み増しと資産の圧縮に加え、新たな資本増強も行なっていきたい」などと話した。

 2011年には、売上高420億円、営業利益53億円、経常利益38億円、当期純利益20億円をめざしていく。

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