全国のホームビルダーによる協働グループ「ジャーブネット」(主宰:宮沢俊哉・アキュラホーム(株)代表取締役社長)は23日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で第9回「ジャーブネット全国大会」を開催した。
ジャーブネットの累計販売棟数は6万3,067棟(前年比16.5%増)となり、6万棟を達成。一方、07年度の実績では、会員数が580社(前年比▲1.9%)、販売実績が8,952棟(同▲9.2%)、会員1社平均販売棟数は14.5棟(同▲10.2%)となった。
これらの減少の理由としては、「市況の低迷や建築基準法の改正などの影響による大型会員の倒産等が要因」(宮沢主宰)とした。
また、今後の住まいづくりにおける価値創造として、(1)時代の求める住宅性能の実現、(2)デザインが生み出す新たな価値、(3)つくり手たちが主役の住まいづくり、(4)適正価格のさらなる追求を挙げた。
その後開催された記者懇談会において、同氏は、「大切な会員の倒産などが相次いだことを受け、ジャーブネットの方針を“数から質へ”と転換していきたい。棟数を追うのではなく、信頼を得るために足元を固めたうえで、体制を推進する」と述べ、住宅の性能チェックなどに関して連携機能を強化していく考えを明らかにした。