不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/7/25

「マンションの価格水準」と「消費者の値ごろ感」の差、さらに拡大/アトラクターズ・ラボ調査

 不動産マーケティングを手がけるアトラクターズ・ラボ(株)(東京都千代田区、代表取締役:沖 有人氏)は25日、マンション購入者の意識調査を発表した。同社サイトに会員登録したユーザーのうち、過去3ヵ月以内に新築マンションの販売センターに行った人を対象に調査したもので、有効回答数は183件。

 現在の物件価格について、「高い」と回答した人は55.8%と半数を超えた。前回調査(08年4月)より3.4ポイントアップし、「安い」と答えた3.8%(前回調査比▲3.1ポイント)を圧倒した。また、「高い」と答えた回答者のうち、12.6%が「購入をあきらめるほど高い」と答えている。

 また、「価格が高くてあきらめた物件数」との問いでは、83%のユーザーが「ある(1件以上)」と回答。前回調査よりも、8ポイントアップしており、現在のマンション価格水準と、消費者の値ごろ感との乖離がさらに進んだと見てとれる。

 それら「あきらめた物件」について、どれほど下がれば再度購入を検討するかとの問いでは、「15~20%」が42.0%でトップ。平均は18.5%(同0.3ポイントアップ)だった。

 1年後の住宅価格について、46.4%のユーザーが「下がる」と回答しているものの「上がる」との回答が4.2ポイント増え29%に達するなど、価格に対する消費者の予測も、二極化していることがわかった。

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