三井不動産(株)は25日、旧ハザマビル跡地におけるオフィスビル計画「青山OM-SQUARE」(東京都港区)の竣工に伴い、マスコミ向けの竣工見学会を開催した。同計画は、同社がプロジェクトマネジメント業務を受託し、開発を推進してきたもの。
「青山OM-SQUARE」は、東京メトロ銀座線「外苑前」駅に直結、緑豊かな神宮外苑に隣接した複合ビル。敷地面積6,392.21平方メートル、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上25階地下3階建て、延床面積4万7,135.25平方メートル。
外観は、まちのランドマークとなる、個性的な多面体のファサードデザインを採用。開放的なエントランスやスカイロビー(2階)、ホテルグレードの共有空間にするなど、開発コンセプトである「ワーカーズファースト」(働く人にいちばんの場所であること)を重視した。
オフィス基準階は、約340坪の無柱空間で、窓からは新宿、渋谷、六本木などの景色が楽しめる。
また、屋上緑化・壁面緑化の実現、Low-Eガラスの採用、地域冷暖房システムの活用、旧ハザマビル地下躯体を再利用するなど、環境・省エネルギー対策も積極的に実施した。
3~24階までのオフィスフロアには、日本オラクル(株)が入居、本社として機能する。1階・B1階には、店舗・ショールームが9月1日より順次開業する予定。