サンフロンティア不動産(株)は30日、2009年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(08年4月1日~6月30日)の連結経営成績は、売上高123億700万円、営業利益5億1,400万円、経常利益2億9,600万円、四半期純利益1億7,200万円となった。
同社の中核事業であるリプランニング事業において、同社が取り組むべきエリアや物件種別、価格帯を明確にし、方針に合致しない物件の売却を推進、既存在庫の入替えを進めた結果、前期12月末時点のたな卸資産55億円のうち、08年6月までの6ヵ月間で合計35棟の売却を完了させた。そのうち、当期の売却物件はその多くが簿価と同水準での売却となり、利益率が低水準となった。
なお、仕入れについては同社支店周辺の都心部において付加価値創造の余地の大きい採算性の高い物件の購入にフォーカス。当期においては大型空室ビル1棟を仕入れた。
また、賃貸ビル事業においては、長期保有物件については賃料の増額改定を行ない、安定的に稼動している一方、低稼働物件への入替えを積極的に推進したため、賃料収入は全体として減少した。
通期は、売上高570億円、営業利益76億円、経常利益65億円、純利益37億円を見込んでいる。