(株)東京カンテイはこのたび、三大都市圏主要駅の「新築マンション10年平均PERランキング」を発表した。
「マンションPER」とは、マンション価格が賃料の何年分で回収できるかを求めた値。マンションを価格を、月額賃料の12倍で割って算出される。マンションPERが低ければ収益性が高く、高ければ収益性は低くなる。
これによると、1998年~2007年に新規分譲されたマンションの10年平均PERが最も低い(収益性が高い)駅は、東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場」であった。同様に、「お台場海浜公園」、「品川」、「天王洲アイル」など都心の湾岸エリアにある駅が多くランクインした。
同社は、湾岸エリアは都心回帰によるマンション開発や、新線・新駅開業があり、地域のポテンシャルと交通利便性が向上したことが主な要因である、と分析している。
そのほかにも、「みなとみらい」や「赤土小学校前」など98年以降に開業した新駅や、ターミナル駅から数駅以内に隣接した駅がランクインする結果となった。