不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/8/18

不動産流動化事業の販売不振と特損計上で最終赤字に/エスグラントコーポ08年6月期決算

 (株)エスグラントコーポレーションは15日、2008年6月期決算を発表した。

 当期(07年7月1日~08年6月30日)の連結売上高は320億9,100万円(前年同期比▲14.9%)、営業利益13億200万円(同▲60.4%)、経常利益1億7,000万円(同▲92.8%)、当期純利益▲48億9,900万円。

 不動産流動化事業では、不動産ファンド等による資金調達環境が悪化し、第3四半期以降に予定していた複数案件がキャンセルとなったこと、在庫圧縮のために低採算で売却を進めたことなどから、売上高170億5,762万5,000円(同▲21.6%)、営業利益12億405万1,000円(同▲49.8%)にとどまった。

 なお、現在在庫となっている不動産について全面的に再評価、たな卸資産評価損30億6,900万円を計上。また固定資産の減損損失で4億4,400万円、のれん減損損失1億6,100万円も計上した結果、最終赤字となった。

 なお、次期(08年7月1日~09年6月30日)については、連結売上高203億6,600円(対前期比63.5%増)、営業利益8億2,800万円(同63.6%増)、経常利益1億1,400万円(同67.2%増)、当期純利益1,900万円を見込んでいる。

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