シーズクリエイト(株)は26日、東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行ない、同日受理された。負債総額は114億4,200万円。
同社は1999年設立。不動産分譲事業を主要業務として、首都圏を中心に自社ブランドでのマンション事業を展開しながら、首都圏地方中核都市の物件に進出するなどし、順調に業績を伸長。子会社の設立などにより介護事業やマンション管理事業などに進出することで事業規模を拡大させ、2006年5月には東証1部に上場していた。
しかし、郊外型マンション分譲事業への大手競合他社の進出などによる供給過多により、完成したマンションの販売が伸び悩み、多くの完成在庫が発生。さらにサブプライムローン問題などによる世界的な金融市場の混乱などから、資金繰りが悪化。他社との資本提携などを模索したが、実現には至らず、今回の措置となった。