不動産ニュース / その他

2008/11/19

第2回「超長期住宅先導的モデル事業」を決定、応募325件中48件を採択/国交省

 国土交通省は19日、「超長期住宅先導的モデル事業」を採択・決定した。

 同事業は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会における住宅のあり方について広く国民に提示し、技術の進展に資するモデル事業に対し、国が建設工事費の一部を補助するもの。モデル事業は、「住宅の新築(戸建て)」、「住宅の新築(共同)」、「既存住宅等の改修」、「維持管理・流通等のシステムの整備」、「技術の検証」、「情報提供および普及」の6部門に分かれている。

 2008年8月1日~9月12日の第2回公募には、325件が応募、うち48件が採択された。なお、補助金の額については、今後精査のうえ決定する。
 各部門ごとの主なモデル事業は、下記のとおり。

■住宅の新築(戸建て)
「長期利用支援住宅(セキスイハイム・ツーユーホーム・セキスイハイムシェダン・明石/高丘分譲プロジェクト)」(積水化学工業(株)住宅カンパニー、北海道セキスイハイム(株)、セキスイハイム近畿(株))
「ミサワホーム超長期住宅(育てる住まい・末永く住み継がれる住まい・持続的まちづくりのモデル」(ミサワホーム(株)、ミサワホーム西関東(株))
など、26プロジェクト

■住宅の新築(共同)
「UR賃貸住宅『ヌーヴェル赤羽台』B・C街区」((独)都市再生機構)
など、3プロジェクト

■既存住宅等の改修
「長く愛される住宅リフォーム」(三井ホームリモデリング(株))
「東急ホームズの全改装リフォーム『暮らしアップ』」((株)東急ホームズ)
など、7プロジェクト

■維持管理・流通等のシステムの整備
「中小工務店向け住宅履歴データ管理と流通促進」(ナイス(株))
「マンション管理組合生涯支援システム」((株)明豊エンタープライズ)
など、8プロジェクト

■技術の検証
「社会資産型低層アパート推進技術」(積水ハウス(株))
「高齢世帯所有の部屋ストック有効活用の可能性~ホームシェアプログラムによる活用提案」(NPO法人ハートウォーミングハウス)
の2プロジェクト

■情報提供および普及
「体感型モデルハウス『時を愉しむ家』提案」(大和ハウス工業(株))
「TDYグリーンリモデル・長持ち住宅展示(既存住宅改修例)」(大建工業(株))
の2プロジェクト

 なお、第3回については、1月以降の公募を予定している。

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