不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/12/5

東京主要5区の平均空室率、4%台に/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は4日、2008年11月度の「東京主要5区のオフィスビル市況速報」を発表した。調査対象は、08年11月1日~30日の期間内にテナント募集を行なったオフィスビル5,511棟(新築ビル39棟含む)。
 なお、今回より新たに「新築ビル」に関する調査も開始している。

 東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均募集賃料は3万658円(前月比▲428円)で、平均空室率は4.11%(同0.27ポイント悪化)。
 空室率は9ヵ月連続で上昇し、港区を除くすべてのエリアで前月比大幅なプラスに。千代田区では前月から合計約5,500坪の空室増となった。このうち約8割は、大手町と丸の内で2,000坪超を賃借する大型テナント2社が、来春竣工予定の大手町の新築ビルに移転するための二次空室。
 賃料は3ヵ月連続で下落し、07年7月期並み(3万661円)の水準にまで落ち込んでいる。港区では平均募集賃料が直近4ヵ月間で約4,000円下落しており、区全体で値崩れが進んでいる、と分析している。

 新築ビル計39棟の空室率は、18.94%で、平均賃料は3万3,012円。同社では高額な新築物件がテナント誘致に苦戦している状況が表れている、としている。
 

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆