建築家注文住宅専門の(株)ウィークエンドホームズ社(東京都渋谷区、代表取締役社長:森本 剛氏)は20日、マスコミ向けの新年会を開催し、規格住宅事業に参入することを発表した。
同社はこれまで、注文住宅を建てる消費者に対し、2,300名に上る建築家ネットワークを活用し、設計コンペサービスを展開。顧客一人一人が望む“One to One”のサービスを満たしてきたが、これに加え、“One to 100”と称し、シリーズで100棟限定の規格住宅を販売していく。
今後は、同社のホームページ上で「クロストーク(意見交換)」を開催し、識者・消費者相方の生の声・意見交換を反映した規格住宅を手がけていく。
第1弾となるコンセプトハウス「W(ダブリュー)」は、「ホテルライクな暮らし」「バスルームが緑に面している」「天井が高い」等、5,000万円以上のハイクラスから要望の多い仕様を、2000万円台前半でパッケージした。
建物は2階建てで、敷地は30坪を想定。1階はプライベートな空間、2階はリビングやキッチン、バルコニー、ロフトなどが設けられる。天井は4mと開放的で、都会派のためのリゾートライクな暮らしを提案していく。ターゲットは、夫婦世帯年収500万~600万円の30代前半。
代表取締役社長の森本氏はあいさつで「創業9年来で培ってきた注文住宅市場での経験を生かし、新しい領域での事業展開を行なっていく。今後もユーザー目線に立ったサービスを提供し、業界に新風を起こしていきたい」などと述べた。