東証2部上場のマンションディベロッパー、ニチモ（株）（東京都千代田区、取締役社長：辻征二氏）が13日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。負債総額は、757億円。
同社は、1955年設立の老舗マンションディベロッパー。設立以来順調に業容を拡大し、2007年9月期には連結売上高665億円、経常利益28億円を計上していた。
しかし、07年夏頃からの市況悪化により収益が悪化し、資金繰りが逼迫。08年9月期は約102億円の最終赤字となった。その後も、マンション管理子会社の売却、棚卸資産の早期売却等経営改善を進めていたが、予定されている決済資金の目途がたたなくなり、自力再建を断念したもの。
