不動産ニュース / 開発・分譲

2009/3/25

JR操車場跡地で総戸数268戸の建売団地開発/三井不動産レジデンシャル

「ファインコートららシティ」のまち並み
「ファインコートららシティ」のまち並み
一部住戸では、キッチン位置を自由に設定できるシステムを導入した
一部住戸では、キッチン位置を自由に設定できるシステムを導入した

 三井不動産レジデンシャル(株)が開発を進めていた大規模建売団地「ファインコートららシティ」(埼玉県三郷市、総戸数268戸)の先行開発エリアが完成。25日、報道陣に公開された。

 同物件は、総開発面積約51ヘクタール、JR武蔵野操車場跡地の大規模複合再開発「新三郷ららシティ」内に位置。交通便は、JR武蔵野線「三郷」駅徒歩10分。同団地のほか、ホームファニッシングの「IKEA」が08年12月開業したほか、会員制倉庫型店舗「コストコ」、三井不動産(株)による大規模商業施設「ららぽーと新三郷」などが開発中。

 広大な敷地をいかし、住戸の敷地最低面積を200平方メートルと広く取ったほか、街区内の各所に公園や緑地スペースを配置。各住戸にも、「家樹」と名付けた高木をシンボルツリーとして配した。街区の中央を、石畳の並木道(遊歩道)としているほか、クルドザック(行き止まり)を取り囲むように住戸を配置するなど、コミュニティスペースをふんだんに設けた。管理組合を組織し、同社の支援のもと、組合管理のクラブハウスを中心にさまざまなコミュニティ活動を展開。警備会社も常駐し、24時間巡回するタウンセキュリティも導入される。

 住戸は、2×4工法、平均専有面積は約115平方メートル。1階水回り配管を複数箇所敷設することで、キッチン、リビングと和室コーナーの配置を自由に決めることができる「KIMAMAシステム」を一部住戸で採用。家庭用コジェネレーションシステムを導入したほか、小屋裏収納や下屋収納で収納量を確保した。

 08年10月から、先行開発エリア(12街区)94戸のうち、販売を行なった74戸は全戸完売している。来場組数は800組。最多価格帯は、5,000万円台と6,000万円台。今後は、残る20戸についての販売を進めるが、以後の販売スケジュールは未定。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。