不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/4/20

銘柄選択、「負債比率」を重要視する傾向に/JAPAN-REIT調査

 J-REITのポータルサイト「JAPAN-REIT.COM」を運営するJAPAN-REIT運営事務局はこのほど、「J-REIT個人投資家アンケート調査結果」を発表した。
 調査期間は2008年12月8日~09年1月20日、回答数は609。

 それによると、主要投資家層は30~60代。ただし、前回調査(07年12月4日~08年1月15日)と比較すると若年層が減少する一方、高齢層が増加していることから、同社ではシニア世代の資産運用プランに、J-REITの投資商品価値や優位性をさらに掘り下げる必要性がある、と分析している。

 「J-REIT投資を始めた理由」については、83%が「配当利回りの高さ」を挙げており、従来同様、インカムゲインとしての商品特性が指示された。しかし、前回調査で2番目だった「配当利回りの安定」は4番に下落した。
 
 「銘柄選択の基準・重要視すること」については、銘柄選択基準として、前回調査までは「配当利回り」が他の項目を大きく上回っていたが、今回は「負債比率」も重要視された結果となった。投資法人の破綻事例を受け、負債比率を指標とし、リファイナンスリスクの小さい財務の安定した銘柄を選定する動きが顕著に出ている、としている。

 「J-REIT投資(または追加投資)するために望むこと」については、「財務の安定」がトップで、前回までの「配当の安定」を上回った。また、「REITの合併やM&A」が3番目となり、低迷から脱却できずにある銘柄においては、REIT同士の合併や買収等により、市場の活性化を図ることが一つの手段に挙げられる、としている。

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