日本レジデンシャル投資法人(NRIC)は24日、同投資法人が保有する物件の遵法性を確保するために負担した補修費用につき、資産運用会社であるパシフィックレジデンシャル(株)が補てんすると発表した。
要求されるデューディリジェンスの内容・水準等が物件取得時と異なる点が多いため、現基準に基づき調査。その結果、一部物件において建築基準法その他法令に係る遵法性が損なわれているという事象を発見。同投資法人の費用負担により是正工事を実施、同資産運用会社が同投資法人に是正に要した費用を支払うもの。
補てん対象物件は23物件、補てん金額は2,444万3,180円。目隠しパネル撤去工事等を行なったもので、損失補てんの支払いは5月末までの予定。
補てんの収益は09年5月期に計上されるものの、運用状況に与える影響は軽微であるため、運用状況の予想に変更はない。
なお、遵法性に関する調査は全物件において完了しており、現在要求されるデューディリジェンスの調査内容・水準等において、今後補てんを行なう事象および予定はない、としている。