不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/4/28

SBIグループとの連携強化図るも赤字決算/リビングコーポレーション09年3月期決算

 (株)リビングコーポレーションは27日、2009年3月期決算短信を発表した。

 なお、同社は、08年3月25日開催の第18期定時株主総会の定款変更決議により、事業年度の末日を従来の12月31日から3月31日に変更。当連結会計年度は08年1月1日から09年3月31日までの1年3ヵ月となっている。
 また、当連結会計年度が連結財務諸表作成初年度であることから、業績に関する前期比増減の記載を省略している。

 当期(08年1月1日~09年3月31日)は、売上高134億1,100万円、営業利益▲4億8,300万円、経常利益▲6億6,600万円、四半期純利益▲7億4,700万円となった。

 金融市場の崩壊等による資金調達難によって業界全体が停滞するなか、同社グループは親会社であるSBIホールディングス(株)が形成する企業集団(以下、「SBIグループ」)との連携をさらに強化し、物件販売先の紹介、完成物件の売却およびグループ企業からの借入等、営業的・財政的支援を受けることによって当該難局に対応。
 08年6月には、東海および九州地方における営業基盤を獲得するために、株式交換によってSBIプランナーズ(株)を子会社化した。

 セグメント別では、不動産関連事業で、賃貸用デザインマンション17棟、収益アパート26棟およびデザインホテル2棟の開発・引渡しを行なったことから、物件開発に関する売上高106億4,500万円を計上。企画設計業務提供事業では、取扱件数が8件となり、売上高は1億500万円。仲介業務等においては、4億8,600万円を計上したことから、同事業部門全体の売上高は112億3,700万円となった。

 建築関連事業は、土地有効活用事業によって、売上高21億7,400万円を計上。当期末時点の受注残高は29億5,700万円。

 通期予想は、SBIグループの支援体制並びに経営合理化の成果を基盤とし、小規模収益物件の開発および設計・建築事業に経営資源を投下することによって業績の改善を図るとし、売上65億円、営業利益7,000万円、経常利益2,000万円、純利益1,000万円を見込んでいる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。