日本ハウズイング(株)は13日、2009年3月期決算を発表した。
当期(08年4月1日~09年3月31日)の連結経営成績は、売上高583億9,800万円(前年同期比▲8.4%)、営業利益8億9,600万円(同▲68.2%)、経常利益6億600万円(同▲75.9%)。
開発事業からの早期撤退に向け、事業撤退損等を特別損失として計上した結果、当期純利益は▲18億8,300万円(前年同期10億2,200万円)となった。
マンション管理事業では、マンション供給戸数の減少が新築マンションの新規受託に影響したものの、既存物件の委託替えについては好調に推移。国内における管理戸数は期中に1万2,056戸純増し、34万467戸となった。また、海外を含むグループ全体では1万9,895戸純増し、41万2,037戸に。これらの結果、売上高302億4,500万円(前期比1.4%増)、営業利益25億9,400万円(同3.4%増)と増収増益を達成した。
ビル管理事業では、上期に大型物件の受注が続いたものの、下期は受注が伸び悩み、さらに解約数が前年比大幅減となった結果、国内のオフィスビル管理棟数は前期比▲11棟の406棟となった。結果、売上高42億9,800万円(同▲2.8%)、営業利益2億円(同▲33.1%)を計上した。
不動産管理事業では、地方圏におけるサブリース案件の新規受託が苦戦。また、管理委託料の減額や解約による影響から、国内の管理棟数は前期比▲5棟の641棟となった。これらの結果、売上高34億9,900万円(同▲0.7%)、営業利益4億8,000万円(同▲15.8%)にとどまった。
そのほか、営繕工事業では受注件数が順調に伸長し、売上高144億9,800万円(同12.3%増)、営業利益10億1,000万円(同9.0%増)を計上。開発建設事業では売上高58億5,700万円(同▲55.3%)、営業利益▲13億8,500万円(前年同期4億8,600万円)となった。
次期は、売上高577億円、営業利益25億5,000万円、経常利益23億4,000万円、当期純利益11億4,000万円を見込んでいる。