不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/5/14

棚卸評価損などで純損失645億円超/ジョイントコーポ09年3月期決算

 (株)ジョイント・コーポレーションは13日、2009年3月期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~09年3月31日)の連結経営成績は、売上高1,195億8,300万円(前期比▲36.3%)、営業損失480億9,100万円(前期:営業利益275億5,500万円)、経常損失530億8,600万円(同:経常利益230億6,000万円)、当期純損失645億5,500万円(同:当期純利益91億1,200万円)となった。

 不動産流動化事業では、不動産流動化の低下と売却価格の低下の影響を受け、売上高は255億5,500万円(前期比▲78.0%)となった。また、棚卸資産評価損を計上、営業損失354億2,600万円(前期:営業利益232億9,300万円)となった。

 不動産分譲事業では、同社開発の分譲マンションの引渡しなどで、売上高前期比39.2%増の775億9,000万円となったものの、棚卸資産評価損を計上し、営業損失108億5,400万円(前期:営業利益31億2,800万円)となった。

 また、不動産賃貸事業では、売上高92億1,000万円(前期比8.8%増)、営業利益6億7,200万円(同▲2.0%)、不動産管理事業では、売上高41億9,700万円(同1.9%増)、営業利益1億6,100万円(同▲18.3%)、その他事業では売上高30億3,000万円(同▲12.2%減)となったが、金融事業における貸倒引当金の計上により営業損失14億200万円(前期:営業利益14億1,000万円)となった。
 
 なお次期は、連結売上高1,518億円、営業利益59億円、経常利益5億円、当期純利益10億円を見込む。

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