NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(JSHI、東京都中央区、理事長:長嶋 修(株)さくら事務所代表取締役会長)は、国土交通省が実施する「長期優良住宅先導的モデル事業」の平成21年度第1回募集に応募し、採択されたと発表した。
住宅のホームインスペクションについて診断基準、判断基準などを定め、それらを共有する同会ホームインスペクター(住宅診断士)が診断した結果情報を蓄積・共有・公開するという「既存住宅の流通促進にかかわるホームインスペクション情報データベースシステム」事業が、同公募部門の「維持管理・流通システム」に採択されたもの。
同事業では、数多くのホームインスペクション結果を蓄積することで、住宅の劣化傾向について統計情報を公表したり、中古住宅取引の際に結果情報を提供し、購入者の安全な住宅購入を促進できる。
また、依頼者にホームインスペクション結果を伝える報告書にWEB報告書システムを導入することで、診断項目や診断報告内容の更新タイミングを統一でき、個人のホームインスペクターによる事業参入が可能にしている。
同会ではこれから、運用ルール検討を進めていくと同時に、優良なホームインスペクターを全国に数多く育成するため、同会公認ホームインスペクター試験制度や研修制度を実施していく予定。