三井不動産販売(株)は27日、2009年3月期決算概要を発表した。
当期(08年4月1日~09年3月31日)は、連結営業収益936億9,300万円(前年同期比▲10.0%)、営業利益49億4,800万円(同▲65.9%)、経常利益47億7,600万円(同▲67.6%)と大幅な減収減益となった。
主力の仲介業務は、リテールを主としたリハウスが売上高396億2,000万円(同▲12.8%)を確保したものの、法人・投資家を顧客とするアセットコンサル・リアルプランが66億2,700万円(同▲44.5%)と半減した。なお、三井不動産販売ネットワーク全体での仲介件数は3万1,084件(同▲3.0%)、取扱高1兆1,059億2,600万円(同▲19.8%)、仲介手数料収入545億7,100万円(同▲17.8%)。
また、駐車場事業「リパーク」は、期末管理台数が11万8,357台(同1.5%増)と伸び悩んだが、部門売上高は387億8,700万円(同3.4%増)と増収を維持した。
当期は、主力のリハウス事業において、首都圏でのリハウス会社再編などの合理化を推進。併せて、リアルプラン店舗でのリテール実需ニーズ取り込みなどによる収益増を図る。「首都圏では、価格下落の底入れに近付きつつあり、買い顧客も増えている。ほぼ前期なみの実績が期待できる」(佐藤 実代表取締役社長)としている。