不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/5/28

法人仲介落ち込み響き売上高2ケタ減/三井不販09年3月期決算

 三井不動産販売(株)は27日、2009年3月期決算概要を発表した。

 当期(08年4月1日~09年3月31日)は、連結営業収益936億9,300万円(前年同期比▲10.0%)、営業利益49億4,800万円(同▲65.9%)、経常利益47億7,600万円(同▲67.6%)と大幅な減収減益となった。

 主力の仲介業務は、リテールを主としたリハウスが売上高396億2,000万円(同▲12.8%)を確保したものの、法人・投資家を顧客とするアセットコンサル・リアルプランが66億2,700万円(同▲44.5%)と半減した。なお、三井不動産販売ネットワーク全体での仲介件数は3万1,084件(同▲3.0%)、取扱高1兆1,059億2,600万円(同▲19.8%)、仲介手数料収入545億7,100万円(同▲17.8%)。

 また、駐車場事業「リパーク」は、期末管理台数が11万8,357台(同1.5%増)と伸び悩んだが、部門売上高は387億8,700万円(同3.4%増)と増収を維持した。

 当期は、主力のリハウス事業において、首都圏でのリハウス会社再編などの合理化を推進。併せて、リアルプラン店舗でのリテール実需ニーズ取り込みなどによる収益増を図る。「首都圏では、価格下落の底入れに近付きつつあり、買い顧客も増えている。ほぼ前期なみの実績が期待できる」(佐藤 実代表取締役社長)としている。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。