不動産ニュース / その他

2009/8/25

日本最大級の耐火実験装置備えた「新耐火実験棟」開設/竹中工務店

「新耐火実験棟」外観
「新耐火実験棟」外観

 (株)竹中工務店は、創立110周年記念事業の一つとして建設を進めていた「新耐火実験棟」を、このほど竹中技術研究所内(千葉県印西市)に完成させた。

 同施設は、30MN(メガニュートン、1MN=約100t)の載荷能力と、最大8時間の加熱が可能な耐火実験装置を備えた、日本最大の規模と能力を有する耐火実験棟。「耐火性能設計」の適用のいっそうの推進と高強度部材等の開発に役立てることを目的としたもの。

 「耐火性能設計」とは、室内のすべての可燃物が燃え尽きるまでの時間(火災継続時間)を計算し、それに耐えることができる耐火性能(保有耐火時間)を持った柱・梁などを選定する設計法。
 同設計は、実験による検証作業が必須となるが、同実験棟では実物大レベルで耐火性能を評価するため、より高精度な性能確認ができる。

 そのほか、高強度部材の開発では、火炎にさらされると熱によって表面が爆裂し、荷重の負担能力が著しく低下できる「高強度コンクリート」の性能確認を進めていく。

 今後は、12月まで耐火炉を試験稼働させた後、2010年より本格的に稼働を開始する予定。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。