不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/9/2

不動産販売事業振るわず赤字に。業績予想も下方修正/積水ハウス10年1月期第2四半期決算

 積水ハウス(株)は1日、2010年1月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年2月1日~7月31日)の連結経営成績は、売上高6,680億1,200万円(前年同期7,834億4,700万円)、営業利益29億9,500万円(同509億4,300万円)、経常利益26億5,300万円(同519億2,200万円)、当期純損失23億7,300万円(同当期純利益280億600万円)。

 工業化住宅請負事業では、積極的な営業活動を行ない、戸建住宅については受注が底入れする兆しをみせたものの、賃貸住宅については依然厳しい状況が続いた結果、売上高2,813億4,400万円、営業利益176億4,600万円を計上。

 不動産販売事業における戸建住宅販売事業では、建売住宅等の受注に回復の兆しが出始めた一方、分譲マンション事業は、低迷するマンション市況の影響により低調に推移。これらの結果、売上高1,349億9,300万円、営業損失51億4,000万円にとどまった。

 また、不動産賃貸事業は売上高1,820億4,000万円、営業利益76億800万円を計上。その他事業では売上高696億3,300万円、営業利益11億2,300万円となった。

 なお、同社の予想に反して住宅市場の回復が大幅にずれ込み、受注高に大きく影響を与えたことから、通期業績予想を下方修正。売上高1兆3,800億円(前回発表比▲5.5%)、営業利益215億円(同▲44.9%)、経常利益210億円(同▲45.5%)、当期純利益60億円(同▲68.4%)とした。

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