ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人(JHR)は22日、2009年8月期決算を発表した。
当期(08年9月1日~09年8月31日)の運用状況は、営業収益53億8,500万円(前期比▲11.2%)、営業利益22億6,500万円(同▲23.9%)、経常利益12億6,100万円(同▲45.3%)、当期純利益12億5,900万円(同▲45.4%)。1口当たり分配金は1万1,913円となった。
変動賃料を導入している5ホテルの運営状況は、上半期においては、円高等の影響による外国人観光客の減少があったものの、前年同期を上回るなど好調に推移。しかし、下半期においては、雇用・所得環境の悪化、新型インフルエンザ等の影響による予約キャンセル等で、前年同期を大きく下回る結果に。
さらに、同投資法人が収受する変動賃料が、売上高営業粗利益に連動して算出される変動賃料の上限金額が適用されることになったため、通期では収受する変動賃料が大幅に減少する結果となった。
なお、当期における新規物件の取得はなし。
次期は、営業収益54億1,300万円、営業利益22億2,800万円、経常利益10億6,600万円、当期純利益10億6,400万円を予想している。