野村不動産ホールディングス(株)は29日、2010年3月期第2四半期連結決算を発表した。
当期(09年4月1日~9月30日)は、売上高1,829億2,600万円(前年同期比21.5%増)、営業利益230億3,100万円(同22.9%増)、経常利益159億4,800万円(同10.5%増)、当期純利益76億4,400万円(同▲14.2%)となった。
住宅事業セグメントでは、住宅分譲部門において、高収益かつ大規模の分譲マンションを売上計上し、戸数が1,267戸(同49%増)、売上高が874億8,700万円となった。なお、今期の売上計上予定4,200戸に対する9月末時点での契約済住戸の比率は約69%。
住宅管理部門は、一層の顧客満足度の向上と経営効率化をめざし、9月に野村リビングサポート(株)を存続会社とする(株)ゼファーコミュニティーの吸収合併を実施した。
結果、売上高は1013億8,200万円(前年同四半期比54.3%増)、営業利益は102億4,300万円(同418.9%増)となった。
ビル事業セグメントは、空室率が前連結会計年度末と比べ上昇しているものの、08年12月のNREG東芝不動産(株)の連結子会社化により、前年同期より大きく伸長した。なお、9月末時点の空室率は3.8%となり、6月末から0.1ポイント改善した。
結果、売上高は466億4,800万円(同29.7%増)、営業利益は109億4,000万円(同42.1%増)となった。
また、通期業績予想を変更。売上高を従前予想に比べ300億円減の4,400億円に修正。そのほかは、営業利益380億円、経常利益230億円、当期純利益100億円と変更なし。