不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/10/30

高収益・大規模分譲マンションを売上計上し伸長/野村不動産HD10年3月期第2四半期連結決算

 野村不動産ホールディングス(株)は29日、2010年3月期第2四半期連結決算を発表した。

 当期(09年4月1日~9月30日)は、売上高1,829億2,600万円(前年同期比21.5%増)、営業利益230億3,100万円(同22.9%増)、経常利益159億4,800万円(同10.5%増)、当期純利益76億4,400万円(同▲14.2%)となった。

 住宅事業セグメントでは、住宅分譲部門において、高収益かつ大規模の分譲マンションを売上計上し、戸数が1,267戸(同49%増)、売上高が874億8,700万円となった。なお、今期の売上計上予定4,200戸に対する9月末時点での契約済住戸の比率は約69%。
 住宅管理部門は、一層の顧客満足度の向上と経営効率化をめざし、9月に野村リビングサポート(株)を存続会社とする(株)ゼファーコミュニティーの吸収合併を実施した。
 結果、売上高は1013億8,200万円(前年同四半期比54.3%増)、営業利益は102億4,300万円(同418.9%増)となった。

 ビル事業セグメントは、空室率が前連結会計年度末と比べ上昇しているものの、08年12月のNREG東芝不動産(株)の連結子会社化により、前年同期より大きく伸長した。なお、9月末時点の空室率は3.8%となり、6月末から0.1ポイント改善した。
 結果、売上高は466億4,800万円(同29.7%増)、営業利益は109億4,000万円(同42.1%増)となった。

 また、通期業績予想を変更。売上高を従前予想に比べ300億円減の4,400億円に修正。そのほかは、営業利益380億円、経常利益230億円、当期純利益100億円と変更なし。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。